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9/25 池辺晋一郎大全集プロジェクト Vol.5 終了♪
- Yuki Hosooka
- 2020年9月29日
- 読了時間: 3分
池辺晋一郎大全集プロジェクト Vol.5終了しました♪
当日は、完売御礼、お客様も暖かな雰囲気で、コロナで様々な公演が延期、中止になる中、
この公演に出演させていただけたことに感謝の時間となりました。

このシリーズは、半世紀にわたり活躍してきた池辺先生の作品を記録することで、次世代へ作品を継承し、将来の音楽界に貢献することが目的で、2018年5月11日に、Vol.1が行われ、半年に1回ペースで行われている作品展です。
毎回、歌曲、合唱、弦楽作品、管楽作品などとテーマがありましたが、
今回は、教育楽器による現代作品と副題がつけられ、
リコーダーに加えて、ハーモニカ、ピアノ、タンブリン、スネアドラム、マンドリンなど、学校で習ったことがある、または、見たことがあるような楽器を使った作品をまとめた作品展となりました。
が、勿論、池辺先生の作品として一流の演奏家によって演奏されれば、教育楽器という概念からは大きく概念は変わるもので、あくまでも芸術楽器として作品が取り上げられているわけです。
今回は、2曲演奏させていただきました
バイヴァランス XV 2本のリコーダーのために(2019年作曲)
女声合唱曲〈うぇーべるん〉(1997年)
共演は、心強いリコーダー奏者 高橋明日香さん

バイヴァランスは、昨年新潟で活動する方の依頼で作曲したそうですが、難曲であるために1年紹介が延期され、今回の演奏が初演となりました。
そんな初演に携われたことは、貴重な経験で、大変光栄でした♪
難曲で課題も残りましたが、また演奏の機会を作りながら、演奏を進化させていきたいと思っています。


うぇーべるんは、谷川俊太郎さんの詩に、池辺先生が音楽をつけた20分近くある大作で、合唱界隈では、知られた作品のようです。
20世紀初頭から中期頃まで活躍していた、オーストリアの作曲家アントン・ウェーベルンが題名となっていますが、詩の内容が哲学的で、なかなか興味深い内容です。
こちらは、変拍子で言葉数も多くて、歌の方は大変だろうと思いながら共演させていただきましたが、さすが、東京混声合唱団の女声メンバー、素晴らしい演奏でした!

そして、今回、初めてお目にかかる巨匠・池辺先生は、どのようなお人柄なのか緊張していましたが、先生が進行役を務めていたN響アワーの印象のように大変気さくで、
何と言っても、知的ダジャレが冴えまくっていました😆
前日リハーサルでの出来事⭐️
うぇーべるんの指揮は、先生ご本人がなさってくださいましたが、
先生のお誕生日が1週間前だったようで、リコーダーから始まるうぇーべるんの導入後に続く合唱に入ると、東京混声の女声合唱のみなさんが「Happy Birthday」を歌うというお祝いサプライズを♬
一瞬、先生が困惑&驚いた表情を見せた後、「僕、楽譜を間違えてしまったのかと、キジュちゅいちゃったよ」と。。。キジュちゅいちゃった?💧
😳先生は、今年、喜寿だそうです🎶
そんなダジャレが話の中に散りばめられ、笑いの絶えない現場に、池辺先生のお人柄を感じました。

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