10/12 ロベルタ・マメリ プライベートレッスン
10/28のリサイタルへ向けにイタリアの声楽アンサンブル、ヴェネクシアーナなどで世界的に活躍しているソプラノ歌手、ロベルタ・マメリさんのプライベートレッスンを受ける機会を頂きました。歌で、海外の歌手にレッスンを受けるのは、今年の5月に信州アーリーミュージック村でのカウンター・テナー ドロン・シュライファーさん以来2度目。

(信州アーリーニュージック村にて、ドロンさんと記念撮影)
リサイタルでは、イタリア17世紀の作品を演奏するにあたり、本場のイタリアの歌手の方にどのように聴こえるのか、アドヴァイスを頂きたく受講してみました。
受講曲は、バルバラ・ストロッツィの”Che si può fare 何ができよう”(youtube 23"41’あたりから)
この曲は、コンサートの目玉でもあるので1度聴いて頂きたいと思いました。
レッスンと言えども、世界的歌手に聴いていただくのとても緊張するだろうと思いながら会場へ伺いましたが、初めの挨拶からマメリさんがとてもフレンドリーに接してくれたお陰で、またとない特別な機会に緊張してアドヴァイスを聞き逃しては元も子もないという不安も吹き飛び、さほど緊張もせず受講できたのは、彼女のフレンドリーさに助けられました。
レッスンで頂いたアドヴァイスは、身体の使い方、発音、そして、音楽的表情と、1時間の中に盛り沢山。
身体の使い方は、具体的発声ではなく、歌い出しの身体の支えの作り方などで、これは、リコーダーにも役に立つと思いながら聴いていました。
発音は、沢山直されることを覚悟していましたが、O(オ)が中心でした。
開いたOと閉じたOを言葉ごとに使い分けなくてはならないのですが、一緒になってしまいがちです。
これは、今年6月のVespro公演で来日していたイタリア人天才コルネット奏者、アンドレア・インギッシャーノさんも言っていましたが、プロの歌手であっても日本人のO(オ)は、うまく発音できている方は少ないとの事で、なかなか難易度の高い母音なのだと改めて認識しましたが、これからは、さらに意識を払って少しでも本物の発音に近づける努力をしようと思えたのは収穫でした。
後日のマメリさんの公開講習会でも、この発音に言及していたそうです。
そして、音楽的表情については、大変勉強になりました!
言葉ごとに、また、通奏低音との兼ね合いで、表情を単調にしないためにはどうしたら良いかを考えながら演奏することの重要性を短時間の中にも、1番時間を割いてアドヴァイス頂き、音楽的幅を感じられました。
レッスンを延長までして頂き、終わりには良く歌えているとコメントももらえ、
リサイタルへ向けて大きく背中を押されました。
声楽家ではない私が受講して良いか迷いましたが、結果的に勇気をだして受けて良かったと思いながら記念撮影をして頂きました。
また、このような機会がある時には、受講したい魅力的なレッスンでした♪

美しく、顔が小さすぎる、世界的プリマドンナ ロベルタ・マメリさんと⭐︎