9/16,10/14 レオナルド・ダ・ヴィンチ展


2019年のダ・ヴィンチ没後500年の記念年に先駆けて、

8/2〜10/15に神奈川県横浜・そごう美術館にてレオナルド・ダ・ヴィンチ展

開催されていました。

その会期中のミュージアコンサートへ出演させて頂きました。

9/16(土)は、チェンバリスト、ヒストリカル・ハーピストの矢野薫さんと2人で、

10/14(土)は、加えて、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リラ・ダ・ブラッチョのなかやまはるみさんと3人で演奏をしました。

プログラムは、ダ・ヴィンチ自身の作品と、彼が生きた時代周辺の盛期ルネサンス音楽を。

レオナルド・ダビンチは、画家、発明家、彫刻家などであっただけでなく、優れた音楽家でもあったため、ミラノへ赴いたときは、”リラ・ダ・ブラッチョ”の演奏家としてミラノ公の元に招かれました。

レオナルドより少し後の時代の画家、ヴァザーリは、『美術家列伝』の中に『彼(レオナルド)は、音楽に多くの努力をささげ、即興でリラを演奏しつつ、神業のように歌った』と記述しているほどの腕前だったそうです。

ダビンチの音楽作品として、彼の手稿の中に残されている19点の判じ物の楽譜のうち、ウィンザー手稿にある、”Amore la sol la mi fa remirare 愛だけが私にそれを思い出させ”取り上げました。

もう1曲は、イタリアのジャズ奏者 ジョバンニ・マリア・パーラが、「最後の晩餐」の中に楽譜が隠されていると仮説を立てたものを演奏してみました。

展示に、「最後の晩餐」の写真があったので、面白く思ってもらえたようです。

他、盛期ルネサンスの最も有名な作曲家、フランドル出身のジョスカン・デ・プレの作品を。

ダ・ヴィンチは、ミラノ滞在中にジョスカンと会っていたそうです。

近年のジョスカン・デ・プレ学会では、ダ・ヴィンチの名作絵画の一点「音楽家の肖像」はジョスカンではないかという説も出ているそうです。何故なら、ダ・ヴィンチとジョスカン、両方がミラノに滞在していた時期に描かれた絵でもあったからです。

これも展示にあったので、終演後ご覧いただけました。

お隣の国ではありますが、この時代、イタリアとの関わりも深かったスペインルネサンスの作品も取り上げました。

そして、ヴェネツィアで活躍した、マドリガーレの前進の世俗曲”フロットラ”の人気作曲家 マルケット・カーラの作品。

カーラが活躍していた時代に、ダ・ヴィンチも短期間ながら、ヴェネツィアを訪れたことがあるので、

音楽家でもあった彼のことですから、人気を博していたカーラのことは、恐らく、耳に入っていたことと思われます。

公演としては、10/14には、リラ・ダ・ブラッチョの演奏もあったので、さらに盛り上がりました。

ダ・ヴィンチは、前述のバザーリの記述のように、リラ・ダ・ブラッチョの名人で、即興で素晴らしい演奏をしていたようですが、即興なので楽譜が残っていないのが残念。

そんな訳で、今回は、当時のイタリアの作品を使って、この楽器の音色と雰囲気を味わってもらいました。

もう一つのトピックスとして、10/14に、お忙しい中、このコンサートへ足をお運び頂いた濱田芳通先生から、ダ・ヴィンチの発明楽器の一つ"スライド・フルート"をお借りでき、この日にご来場いただいた方にご覧いただけたのは、素晴らしいサプライズになったと思います。

そんな、ミュージアム・コンサートは、毎回、200人近くのお客様と、立ち見が出るほどの盛況ぶりで、多くの方にお聴きいただけたのは、大変有り難く、嬉しかったです🎶

お忙しい中、聴きにきてくださった濱田先生と記念撮影♪

            今回、お世話になった、学芸員の皆さんと。              


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